小学校4年生で宇宙戦艦ヤマトに出会い、
子供向けアニメとは次元が違うリアルさと世界観にのめり込みました。

本屋に行き、宇宙戦艦ヤマトのマンガを購入、
(マンガは)松本零士さんが描いていることがわかり、他の作品も読みたくて探しました。

「男おいどん」、「ワダチ」を理解するには人生経験が足りませんでした。

しかし、
「スタンレーの魔女」という戦場マンガは衝撃的でした。
スタンレーの魔女ed_01

そのストーリーにハッピーエンドはないけれど、
先の見えない非日常を生きた若者の運命を見届けたいという気持ちで、ページをめくる手は止まりませんでした。

そのほかにも戦場マンガシリーズとして発表された作品を多く読みましたが、
この「スタンレーの魔女」(単行本)の3話目の「成層圏戦闘機」は未だに強く記憶に残ってます。

味方の戦闘機が墜ちてきて家族を失ったおじさんのこの言葉、、、
スタンレーの魔女ed_03a
ここに墜落したのは主人公のお兄さんだったんですね。
悲しすぎます。

主人公は兄の仇を討ちます。
スタンレーの魔女ed_04
誰にも迷惑をかけない洋上で。
スタンレーの魔女ed_05a

この作品に出会う前にも、零戦や大戦中の兵器への知識や興味はあったんですが、
松本先生の戦場マンガシリーズは、この時代に生きた人を感じた貴重な作品でした。